特集・女性のチャレンジを応援します

 

 日本の女性は人口の半分を占め、世界最長寿の健康に恵まれ、世界有数の高い教育を受けています。しかし女性の能力は、今、社会で、十分に活かされているとはいえません。
21世紀型の日本は、あらゆる分野で新しい夢と希望を、新しいアイデアを、新しいエネルギーを必要としており、女性に期待が集まっています。 今回は女性のチャレンジについて特集します。

なぜ今、女性のチャレンジが必要なのでしょうか?

「暮らしの構造改革」に女性のチャレンジは不可欠

少子高齢化など社会経済状況が急激に変化する中、男女が共に生きがいをもって充実した暮らしができるようにするためには、意欲と能力のある女性が社会のあらゆる分野で活躍し、男性もゆとりのある生き方を目指す「暮らしの構造改革」の実現が必要不可欠です。

国際的に低い日本女性の活躍状況

日本の女性は潜在的に大きな能力を持っているにもかかわらず、政策方針決定の場に参画している女性の割合は、極めて低い現状です。日本が国際的に信頼される国になるためには、女性の能力発揮を進める必要があります。

組織活性化の鍵は女性のチャレンジ

企業や研究機関において、女性をはじめとする多様な人材を活用することは、新たな価値や発想を取り入れる上で重要な戦略となります。多様な能力を確保するためには、多様な働き方を認め、仕組をつくることが前提となります

◆ 長子をもつ女性の就労率は約3割であり、離職の主な理由は、結婚と出産である。

 1・長子年齢12歳以下の女性がどのくらい働いているか?

長子年齢12歳以下の女性の現状のグラフ

 2・仕事を辞めた理由

長子年齢12歳以下の女性が仕事を辞めた理由のグラフ図

 3・長子年齢12歳以下の女性の仕事に就くことについてどう考えているか。

長子年齢12歳以下の女性の仕事に対する希望のグラフ図

資料:「これからの家族と家庭を展望した子育て家庭支援のあり方-子育て、仕事、パートナーとの関係等女性のライフコース多様化の中で-」平成14年3月(株)UFJ総合研究所 厚生労働省委託調査

注・長子年齢が12歳以下である女性3,300人を対象とした場合。

国の「女性のチャレンジ支援策」について

いつでも、どこでも、誰でもチャレンジ いつでも、どこでも、誰でもチャレンジしたいときにチャレンジできる環境をつくります。「働く」、「起業」、「NPO」、「農業」、「まちづくり」、「国際」などの分野でチャレンジしたいとき、気軽に相談できる総合的な窓口をつくり、一箇所で必要な情報が得られるようにします。 これにより、チャレンジの多様な機会(選択肢)が広がります。

身近なチャレンジモデルの提示
様々な分野で、希望を持ってチャレンジできるよう、身近なチャレンジモデルを提示し、一人一人が自分にあったチャレンジを具体的にイメージし、選択できるようにします。

女性のチャレンジ支援策の図

※内閣府男女共同参画局作成「女性のチャレンジ支援策」から引用
※ポジティブ・アクション 社会のあらゆる分野における活動に参画する機会に係わる男女間の格差改善のため必要な範囲内において、男女いずれか一方に対し当該機会を積極的に提供すこと

内閣府チャレンジサイト  http://www.gender.go.jp/e-challenge/

3つのチャレンジ

上へのチャレンジ

組織や団体の意思決定ができる場に参画し、活躍することを目指す

横へのチャレンジ

これまで女性が少なかった分野に新たな活躍の場を広げる

再チャレンジ

子育てや介護などのために、いったん仕事を中断した女性が、もう一度仕事を始める

女性の「横」へのチャレンジが実現すれば、様々な分野に人材の層が厚くなり、結果として「上」へのチャレンジが効果的に進むという相互関係があります。そして、子育てや介護等でいったん仕事を中断する女性が多いことから、再びチャレンジしたい女性が「再チャレンジ」をしやすくする事が重要です。

いろいろな分野で活躍する女性

チャレンジの形はいろいろですが、既にチャレンジをはじめた方々の話を聞くことで、勇気をもらえたり、様々なヒントを得たり、違った角度から見えてくることもたくさんあるのではないでしょうか。 いろいろな分野で活躍する女性を紹介しています。ぜひご覧ください。

チャレンジする女性たちのページへ

私のメッセージ・女性のチャレンジから「元気のいいみやざき」の実現を

宮崎県副知事 坂 佳代子さんの写真

宮崎県副知事 坂 佳代子

副知事として

就任して4ヶ月が経ちましたが、毎日慌ただしい日々を送っています。取り組む課題のひとつひとつが重要な案件ですし、知事を支える重要な職ですので、大きな責任と緊張感を感じているところです。
多忙な毎日の中で、しっかりした仕事をするためには健康管理が大切です。「元気のいいみやざき」づくりには、まず県職員が元気でなければならないと思い、私が考案した「健庁体操」を、始業前と午後3時の休息の時間に始めました。わずかな時間ですが心身ともにリフレッシュできます。健康管理の一つにもなりますし、職員が元気を出して仕事に取り組む環境づくりに努めているところです。

本県の女性の社会参画について

近年、全国的に少子高齢化が大きな問題となっていて宮崎も例外ではありません。少子 高齢化が進展していくと、労働力人口が減少していきますし、現役世代の負担が増大していくということで、社会経済への深刻な影響も懸念されます。

一方で、女性の進学率は年々高まり、世界有数の高い教育を受けているといわれています。しかし、国連が発表した女性の社会への進出度を表す指数では、世界80カ国中43位となっており、女性の能力は社会で十分に発揮できていないのではないかと感じております。

こういったことを考えますと、社会経済情勢の変化に対応し、宮崎県を豊かで活力ある社会にしていくためには、女性の活躍、女性のチャレンジがとても大切であると思います。
私は、昨年10月の副知事就任以来、県内の様々な分野で活躍している女性の方々とお会いする機会がありましたが、多くの皆様が、地域や自らの将来に夢や希望を持ち、その実現に向かっていきいきと努力していらっしゃいます。宮崎は女性が男性より7万人近く多いのですが、そのような意味でも「女性ががんばれる社会」は「男性にもいい社会」だと考えます。

女性の社会参画(チャレンジ)促進に向けて

女性のチャレンジには、事業を立ち上げたり、従来、女性が少なかった分野に新たな活躍の場を求めたり、出産育児でいったん仕事を中断した女性が再び就職を目指したりなど、いろいろな形のチャレンジがあると思います。
しかしながら、「何をしたらよいかわからない」とか、「たくさんの窓口があってどこに相談したらよいかわからない」といったことも多いのではないでしょうか。

そこで行政や各種団体にあるチャレンジを支援する情報を集約し、利用しやすい状態で提供したり、またチャレンジに関するアドバイスや情報提供を行う相談窓口を設けることを考えています。
また、現在、男女共同参画センターでチャレンジ支援に関する様々な講座を実施しておりますので、今後さらに充実を図り、女性のチャレンジの輪が広がるよう努めていきたいと考えております。、ぜひ、ご利用いただきたいと思います。

宮崎県の女性が様々な分野で活躍し、さらに、いきいきと輝いた人生を送れるよう応援していくことが私の大きな目標の1つであり、また、願いの1つでもあります。

プロフィール

宮崎市出身。宮崎女子高校(現・宮崎学園高校)、日本体育大学体育学部卒業。女子器械体操選手として2度のオリンピック出場を経験。メキシコ五輪(昭和43年)では団体4位、ミュンヘン五輪(昭和47年)では、団体7位の成績を収め、その後、日本体育大学体育学部教授を務め、平成17年10月より現職。

行政取り組み

女性のチャレンジを積極的に支援します〜宮崎県青少年男女参画課

人と自然にやさしい『元気のいいみやざき』を築いていくためには、男女を問わず、一人一人が個性と能力を十分発揮していくことが大切です。
宮崎県では、女性の活躍、女性のチャレンジを支援するため、次のような事業に取り組んでいきます。

(1)「女性のチャレンジ支援情報」の一元化・ネットワークの形成
県庁各部局、各関係団体等のチャレンジ支援情報を一元化した「チャレンジサイト」を県庁ホームページ上に整備します。
また、チャレンジを総合的に支援するために、関係機関のネットワークとして「女性の チャレンジ支援連絡協議会」を設立し、支援体制を整備します。
(2)「女性のチャレンジ支援」相談窓口の設置
男女共同参画センターの相談窓口を活用し、チャレンジに関するアドバイスや情報提供を行います。*窓口の設置は18年10月の予定。
(3)チャレンジ講座の開催
男女共同参画センターにおいて、女性のチャレンジを支援するための講座を開催し、女性の社会参画のきっかけづくりの機会を提供します。
(4)チャレンジ女性の表彰(「チャレンジ賞」(仮称))の創設
起業、NPO活動、地域活動等各分野で功績の著しい女性の表彰を行うチャレンジ賞(仮称)を創設します。
(5)女性副知事フォーラム2006みやざき開催事業
全国の副知事が一堂に会し、女性の社会参画の促進や次世代育成支援をはじめ今後の地方行政が取り組むべき課題について意見交換を行うフォーラムを開催します。


もどる