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| リプロダクティブ・ヘルス/ライツ |
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性差医療 |
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日本では、「性と生殖に関わる健康と権利」と訳されています。女性が生涯にわたって、自らの健康について自己決定を図り、身体的・精神的・社会的に良好な状態をリプロダクティブ・ヘルスといい、このリプロダクティブ・ヘルスを享受する権利をリプロダクティブ・ライツといいます。この言葉は、まだまだ馴染みが薄く理解しにくい言葉かもしれませんが、女性が健康に生きていくためには非常に重要です。
性や出産をはじめとした健康に関する問題は、「身体」という極めて個人的なものに起こることですが、その人がおかれた社会の状況と切り離して考えることはできません。「産むか産まないか」といった選択にも性別、年齢、経済状況、家族観、社会的地位、既婚、未婚、障害の有無など、様々な要素が影響を及ぼします。だからこそ、性と生殖に関する女性の自己決定権の尊重は、女性の大切な人権として尊重されなければなりません。 |
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これまでの医療は、そのほとんどが男性から集めたデータをもとに、女性のからだに適用されてきたといわれています。その中で唯一、女性対象の医療が産科や婦人科という考え方でした。しかし、現在では、女性と男性では生物学的にも社会的・文化的にも性差があり、そのことによってかかりやすい病気が異なったり、同じ病気でも原因や治療法などが異なることがわかってきています。
そこで、性差に配慮した医療(一人一人に配慮したきめ細かい医療)を進めていこうという取組が始まっています。 |
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| 私たちを取り巻く現状 |
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人工妊娠中絶の実施率(女子人口千人当たりの率)が常に全国平均を上回りながら推移しており、特に20歳未満の中絶率は 近年増加傾向にあるといわれています。また、性感染症は全国的 に増えてきていますが、宮崎県においても若者の性感染症が急増 しています。 |
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| 中絶は身体的にも精神的にも女性に大きなダメージを与えます。「妊娠は女性にしか起こらない」ことを十分に認識し、望まない妊娠を防ぐための知識を持ち、はっきりと自分の意思表示をすることが重要です。 避妊がきちんとできない背景には、知識不足のほかに、男性優位の性行動が影響しているといわれています。また、中絶を選ばざるをえない背景として、子育てにかかる経済的負担や仕事と子育ての両立が難しいこと、シングルマザーに対する許容度が小さいこともいわれています。 |
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| 性感染症とは、性行為によって感染するいろいろな病気のことです。クラミジア・淋病・エイズなど様々な種類があります。性交相手が複数になりやすい若者の間で感染が急増していますが、自覚症状が少ないことなどからさらに広がっていく危険性があります。性感染症の影響で不妊症や、HIVに感染しやすくなることもあります。感染予防には、コンドームを使うことがとても有効です。もし感染が見つかったら、パートナーと一緒に治療することが必要です。 |
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| 性暴力は、相手の存在の根本を傷つけるまさに人権侵害そのものです。これは、特別な事件としてとらえられがちですが、実際の被害の多くは、顔見知りや親しい人など本来は安心できる関係にある人から被害を受けることが多く、私たちにとって身近な問題です。また、相手の同意なしに強引に行われる性行為は「強かん罪・強制わいせつ罪」という犯罪です。誰もが安全で安心して生活できるように「性暴力は決して許されない行為である」ことを一人一人が自覚することが大切です。 |
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| 偏った性情報の氾濫や性の商業主義が横行する現代社会の中で、一人一人のこころとからだの健康を維持するためには、発達に応じた性教育と私たち一人一人が自分の問題として性について考える機会が不可欠です。 自分の意思表示をはっきりすること、また相手の気持ちや考えを尊重することなどの互いの人権尊重・男女平等といった基本的な立場から考えていくことが大切ではないでしょうか。 |